卒園登山

雲ひとつない青空の下,今年卒園の3人とスタッフ2人で出発。
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母たちと よっこちゃんが見送ってくれていますが,3人はもう自分たちの世界を楽しみ始めていて,ほとんど振り返らず。
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登山口まで20分ほど歩きます。

 

歩きながら おうちごっこ。

Rちゃん お母さん,Yくん 小6のお兄ちゃん,Kちゃん 大学4年のお姉ちゃん,わたしは“わがままな”年長の妹(先週金曜の年長保育でも これだったので「また?」と言われましたが,頑固に希望),みんみちゃんが お父さん。

 

これから登る登山口の向かいにある別の登山口が,崖みたいになっているので,まずそこでリュックを置いて遊ぶ。でも今日は長いコースだし,ゴールでみんなが待ってくれるからと伝え,早めに切り上げてもらい,いざ登山!
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1月・2月に1回ずつ別のコースを歩き「登山は大変。嫌だな~。」と言っている3人ですが,今日のコースの前半は2月に登っているので,けっこうすいすい進みます。前回はいつまで続くか分からない上り坂にうんざりしている感じだったけど,今回は1回登っているし,おうちごっこの設定で ずっとしゃべりながら どんどん登ります。
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妹のわがままを制止したり なだめたり,家族旅行の途中 葉っぱのお金でアイスを買ってくれたり,焚き火でマシュマロを焼いたり。

前回みんなで「ヤッホー」と叫んで、「わぁ響いた!」とか「返事した!」と楽しんでいた場所では「あ!ここで『ヤッホー』したね!」と また声を合わせて叫んだり。

 

途中 分岐点で水分補給をしていると,「ワーッ」と熊のように現れたおじさん。ビックリした3人ですが,楽しくなってしまい「もう1回やって!」「アンコール!」と何度も何度も熊になってもらい,キャッキャッキャッ。

「またあとで会おうね!」と先に進むおじさんたちを追いかけるように出発するも,また 葉っぱや石を集めたり,おうちごっこが楽しくなって,ゆっくりゆっくり。

2月のときより長い時間をかけて,ようやく休憩舎に到着。そこでまた熊のおじさんに会えて大喜び。

休憩舎は何組もの登山者で埋まっていましたが,ちょうど おじさんたちが出発するところだったので,そのベンチを使わせてもらって お昼ごはんです。
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食べている間も 近くで食べている方々に声をかけたりして ワイワイ楽しい休憩舎。

RちゃんとYくんは誰にでも話しかけて仲良くなっちゃうので,人見知りのKちゃんも この2人といるときは積極的な女の子になっています。

お弁当の間 話していたおじさん,毎日この山に登っているとのこと。すっかり懐いてしまった3人に「途中まで一緒に行こう。」と言ってくださり,嬉しい3人はぴょこぴょこついて行きます。
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途中見える山の名前,登山道にある標識の意味なども丁寧に教えてくださり(分かりづらい分岐などにある木の手作り標識は,なんとおじさんが作っているとのこと!),わたしたちスタッフも ありがたいばかり。

疲れてきて足が止まってしまう子どもたちに「止まっちゃうと進まないけど,どんなに少しずつでも ゆっくりでも 歩いていれば前に進めるんだよ。」と優しいお言葉。これが最後まで子どもたちに効いていました。
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西山から登り,隣の鳩吹山の山頂を目指すこのコース。最初の上りも大変だけど,山から山へ移るにも 急な下りや上りが続きます。ご自分のペースより かなりゆっくりなのに ずっとつきあってくださったおじさんとも途中でお別れ(ゴールが違うため)。お名前も伺わないままに別れてしまいましたが,この山に来れば いつでも会えるとのこと。きっと再会できますね。お孫さんがまだ小さいそうなので,いつか こどもの庭に来てくださるかも!?

 

さぁ止まらず頑張るか!と登っていると,

なんと!

熊のおじさんが前から下りてきました。

「やぁ!また会えたね。頑張ってるね。」と言われ,それだけでも元気になれたのに,おやつまで頂いちゃいました。山頂で食べよう!と頑張る3人。おうちごっこは すっかり忘れていますが,おしゃべりは絶えません。

すれ違う人には「こんにちは!」だけで足りず

「ハロー!ボンジュール!アニョハセヨ~!」。

 

そんなこんなで午後も1時間半近く歩き,山頂に到着!!

「家も車も小さいね~。」と 座って眺めてから,記念撮影,

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そして おやつ!
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ゆっくりしていたいところだけれど,下でお母さんや仲間が待っているので進まなきゃ。あとは ほとんど下りだから大丈夫!とリュックを背負う3人。いざ出発!

とはいえ,足はだいぶ疲れているし,ときどき出てくる上り坂に 足取りが重くなります。

ただ,山頂からゴールも 1月に3人一緒に歩いた道なので,そのときのことを思い出したりしながら 少しずつ前へ。

 

だんだん下の世界が近づいてくると,何だか声が聞こえる!!

「ヤッホー!」と叫ぶと 「ヤッホー!」と返ってくる。
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嬉しくなって何度も叫び,ずんずん下りる。

聞こえるのになかなか見えない。

あっ!見えた!!え!?みんないる!あんなにいっぱい来てくれてるの??キンチョーしちゃう!
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みんなが花道を作ってくれていると分かったら,とうとう足が止まっちゃった!

前行ってよ!えー,恥ずかしいよ~!
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急に恥ずかしがり屋のもじもじさんになっちゃった!

みんなはニコニコ ずーっと待ってくれてるよ。

とうとう わたし,

「じゃあ わたしが先頭行っちゃっていい?」

「うん,いいよ!」

ダーッ!
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「ただいまー!」「おかえりー!」
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たくさんの笑顔と お帰りの声に迎えられて,無事下山!!

みんなー!本当にありがとう!

3人,すっごく頑張ったよ。3人一緒だから頑張れたよ。

 

途中で会う人たちと元気に挨拶を交わし,おしゃべりも楽しむ。

「そっか,もうすぐ1年生なのね。」「大きなリュックで頑張るね。」「すごいね!」

たくさんの励ましの言葉をいただき,また歩く。

登山なんて つらいだけなのに~。嫌なのに~。登りたくないのに~。

この2年,いっぱい遊んで いっぱいケンカもして,

この3学期は 3人だけの時間を存分に楽しんで,

それだけで充分なのに。

登山なんてしなくていいのに。

うん。

でも,わたしは,このメンバーと登れてよかったな-。

『大変なことも 仲間とだから乗り越えられた!』

とか,言いたいのは大人だけかもしれないけれど。

3人にとっては,大変とかより 楽しい楽しい1日だったかな?

と思えるくらい,ずっと笑顔だったね。

それで充分!

 

何もかもが いつも“初めて”で,お手本もないし,イメージできない。子どもだけじゃなくて,お母さんたちも いつも戸惑いながら進んできた こどもの庭 初の卒園児。

本当によく頑張りました。

あなたたちの姿を見て,憧れて,

メダカ組やつくし組の子どもたちは,楽しみに 前へ進んでいけています。

Rちゃん,Yくん,Kちゃん,おつかれさま。

そして いよいよ卒園。

おめでとう!
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スタッフ ちこちゃん

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by kodomononiwa | 2018-03-15 06:36 | Comments(0)
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